畳は特別な空間
日本には「道」と名のつくものがあります。
茶道・華道・書道・武道・剣道・柔道などです。
作法を学んだり武術を行なうことそのものが目的ではなく、
それを通じて何かを学ぶ
そうした生き方をすることそれが『道』。
そしてその『道』の多くが畳の上で行なわれています。
畳というものはそうした『特別な空間』でもあります。
すごいぞ!イ草!
- イ草にO157抗菌性
- 北九州市立国際環境工学科、森田洋農学博士率いる研究グループが、イ草に病原性大腸菌O157など食中毒の病原菌に対する抗菌性があることを発見。さらに病原性大腸菌O26、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌などでも同様の結果が得られ、イ草に抗菌性があることが分かりました。
- 保温、断熱効果があります。
- 四季のある日本の気候の中で、夏はすずしく、冬は暖かく室温を保ってくれます。
- 空気の浄化作用があります。
- 二酸化窒素やシックハウスの原因とされる化学物質を吸着する機能があります。
- 室内の湿度調節をします。
- 畳1枚に水分を約500㏄吸収することができ、又室内が乾燥すると放湿してくれます。
- 香りによる鎮静効果
- 畳表の香りは、いぐさの香りと泥染めによる香りのミックスで、リラクゼーション効果があります。
- 振動や音を吸収します。
- 床に柔軟な素材を敷くとより衝撃音が吸収されるので、畳のような素材を敷くことにより、振動と音を吸収してくれます。
- 優れた弾力性で安心。
- 畳は弾力性があり、子供のバランス感覚を養うのにも効果的で、転んでも板張りに比べて衝撃が少ないです。
- 畳の色合いは調和性抜群。
- 畳は時が経つと琥珀色に変化し、より温かさを感じさせます。又和室だけでなく何処にでも似合います。
イ草は生きてます
驚くべき「い草のパワー」を得るためにも以下の点にご注意ください。
- 畳は春、秋の晴れた日に影干しで乾燥させることが湿気をとる最も良い方法です。畳を少し持ち上げ床と畳の間に空き缶などを挟み込んで裏面に風を流し込みましょう。
- 畳の上にじゅうたんなどを敷かないようにしましょう。カビ・ダニの発生の原因となります。
- 濡れ雑巾での掃除は禁物。傷みが早くなります。
- 定期的なメンテナンスをしましょう。2~3年で裏返し、4~5年で表替え、畳床の凸凹感や隙間ができるようになってきたら新調のサインです。高価な無垢材の家にも匹敵する畳のお部屋。メンテナンスも工期は短く済み、実はとっても経済的です。